Welcome

ようこそSweetish Daysへ♪

Biology(生物学)を学んでいる大学生のBlogです。

アメリカの歴史が詰まった全米屈指の学園都市、企業家の街、BostonからCAへ転校しました。
全米屈指の安全な街Thousand Oaksからのんびりとお届けします。

ゆるゆると更新していきますが、もしよろしければ応援お願いします。




ランキング参加中。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

4/04/2012

留学生の就職活動 in Boston

私の採集キャリアゴールは研究者なので、就活よりもっぱら大学院(メディカル)探しをしてMCATの勉強しかしていないのですが、友人達から結構な頻度で就活の苦労話を聞きます。


まず、アメリカの大学には日本の様な就活はありません。一応、うちの様な小さな大学では2年生で就活講座が必須になってますし、就活相談のオフィスもあります。

しかし、日本の様な集団説明会&面接なんてものは一切ありません。2~3ヶ月ぐらいあるインターンでそのまま就職先を見つける子もいれば、卒業してから就活をはじめる子もいたりで、完全に個人プレーです。

言ってしまえば、新卒なんて観念もほぼゼロに近い。だから、多くの(真面目な)学生は在学中にインターンを必死にやるわけです。真面目な生徒は2年生から無収入のインターンを始め、4年次には給料の出るインターンへ進むみ、そのまま就職するか、経験を生かして他の企業にアプローチしていきます。



そんなアメリカでも、異様なまでに多くのリクルートスーツを着た日本人学生が集う時期があります。毎年秋にBostonキャリアフォーラムなるものが開催され、バイリンガル以上を求める日米の企業があつまり、アメリカの大学を卒業した学生(予定も含む)限定の集団説明会&面接を行うわけです。

出展してくる企業は大手金融系からアバクロなんかのカジュアルな企業まで様々で、全米No1の規模をほこるそうです。(キノコのHOKUTOもきてました 笑)

何でこの日本人人口がそこまで高くないBostonで開催するのかは謎ですが(NYマンハッタンより安いから?)、全米各地からダサいリクルートスーツを着た日本人学生が集まる光景はまさに異様。

たぶん、アメリカ人はこの現象を不思議に思ってるんじゃないでしょうか(あ、アメリカでも金融系はお堅いらしいので、みんなお堅い格好で面接にくるそうです)。





しかし。。。こんなお祭りがあるにも関わらず、Bostonの学生は就職活動に苦労します。

まず一番大きな問題は相談者が居ない事。学校に相談所があっても彼らは日系の企業をしらないので、ほぼ役に立たないのです(レジュメに写真はご法度とか書き方も違うしね)。大きな大学であればそこそこ日本人もいるので、先輩にコンタクトをとって相談もできるのかもしれませんが、Bostonの学生は1匹狼タイプが多いので、中々先輩とコンタクトをとるのも難しいんです。

情報を集めるといっても、雑誌なんて売っていないのでほぼネットが頼りとなります。両親に相談しようにも、時差で中々思うようにできませんしね。あと、アメリカの大学は学年が進むほどに忙しくなる(理系)ので、リサーチに時間が中々使えないのもネックです。

文系の場合は学年が上がるごとに楽になることもあるようで、要領のいい子はキャリアフォーラムで頑張って内定をゲットしてきます。

しかし、文系でも周りに就活仲間がいなかったりすると、実感が沸かず、モチベーションも上がらずに失敗し、NYの適当な日系に勤め、こんなはずではなかった。。。となったり、帰国してから就活に苦労することも。

私が周りの経験者から頂くアドバイスとしては、4年生になる前の段階でキャリアフォーラムに参加し、雰囲気を掴む事。その際、興味のある分野の企業のブースに積極的に行き、話しを聞いてモチベーションを上げましょう。事前にネットで企業の研究をしていくのを忘れずに。

日本人大学院生の集いに参加し、色々な話を聞いてみるのもよさそうです。特にBostonは名だたるMBAの大学が揃っており、色々な職業を経験された方々が集まるのでかなり良い環境だと思います。仲良くなって、アドバイザーになってもらえればなお良し。

今だと、日本人学生会なる団体が活動してるので(数年に一度出来ては潰れていくらしい・・・)、一緒にイベントに参加して情報をゲットするのもありかと。