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4/26/2013

ケミカル恐怖症な日本人2

「ケミカル」というとまるで悪魔を見たように顔をこわばらせる人っていますよね。

そもそも、ケミカルという日本語が最近はどの様な意味合いを持つのかは知りませんが、私が「ケミカル」と聞いて真っ先に連想する言葉はChemical substance(化学物質)です。

Chemical substance → Chemical reaction(化学反応)→ Enzyme(酵素)→ Metabolism(代謝)→ life(生命)

ってな感じで連想ゲームが出来上がっていくので、ケミカルという言葉を聞いても全く恐怖を感じないし、むしろ自分の体内で起こっている反応だよねー ぐらいに思っています。

手元の電子辞書(広辞苑)曰く、「ケミカル:化学的、化学的に合成されたさま」だそうです。じゃあ化学って何?っていうと、それも広辞苑様曰く、「物質の構造、性質並びにこれらの物質の相互関の反応を研究する自然科学の一部門」だそうです。

ケミカル=石油製品、薬と言われる方も多いですが、それだけじゃないよーって言いたい。むしろ、自然にはケミカルがあふれているのよと声を大にして言いたい。

植物が行っている光合成だってケミカルによる代謝システムだし、酵素を使った消化や代謝だってケミカルな物質の分解によるものなんです。筋肉を動かすのだって、新しい皮膚をつくるたんぱく質の合成だってすべて化学反応によって成り立っています。[1]

ようするに、生命はケミカルなしでは成り立たないんですね。

オーガニックや天然もの、合成ものと選ぶ幅があることはたいへん良いことだと思います。人によって合う合わないがありますから。でも、自分に合わないからと言って合成もの=悪だという妄想をし、他人にそれを押し付けるには止めて頂きたい。天然素材が合わない人だっているんです。そして、それをケミカルという言葉でひとくくりにして誤解を生まないで欲しい。

化学合成薬品があるから助かる命だって沢山あるんです。安価にできるから救える命だってあるんです。薬は過ぎれば毒ですが、きちんとだ正しい量を正しい使い方で投与すれば、それは命を救うものになります。一度「くすりの博物館」というHPをご覧ください。

最後に言いたいのは、天然だろうが人口ものだろうが、なんでも過ぎれば毒となるという事を肝に銘じて、必要な量を必要な分だけ使うという事を心掛けてください。[1]




参考文献
[1]David Shier. Hole's Human Anatomy and Physiology 2009